当院は、日本でも数少ないすべての患者様に後希釈血液ろ過透析(Post HDF)を提供する透析専門施設です。
Post HDFは、従来の血液透析と比較して、毒素除去性能・症状改善・生命予後の面で科学的に優位性が示されている唯一の透析方法であり、当院ではこれを”標準治療”として全患者様に提供しています。
さらに当院では、日々の透析データ(血圧・除水量・症状・検査値など)を継続的に分析し、「患者様一人ひとりに最適化された透析」を実現することを重視しています。
【1】科学的根拠(エビデンス)に基づく治療
最新の研究やガイドラインを踏まえ、治療方針を常にアップデート。透析量、透析効率、補液量、血流量などを細かく調整し、長期的な健康維持につながる透析を目指します。
【2】症状の”原因”に向き合う透析
かゆみ、倦怠感、血圧の乱れ、食欲低下など、透析患者様に多い症状は「透析だから仕方ない」ではなく、改善できる余地があるサインと考えています。
症状の背景にある体液管理・栄養・透析効率・合併症を丁寧に評価し、改善策を提案します。
【3】安全性と快適性の両立
透析は週3回・1回4時間以上の長い治療です。だからこそ、安全であることはもちろん、快適に過ごせる環境づくりを徹底しています。
Post HDFは、
●中分子量物質の除去性能が高い
●透析後の倦怠感が軽減しやすい
●皮膚のかゆみや不眠の改善が期待できる
●長期的な生命予後の改善が報告されている
といった利点があり、世界的にも注目されている治療法です。
当院では、全患者様がこのメリットを享受できるように標準治療として導入しています。
機械設定や補液量の調整も、医師・臨床工学技士が細かく管理し、最適な治療を提供します。
透析は同じように見えて、患者様ごとに必要な条件が大きく異なります。
当院では以下の項目を毎回チェックし、必要に応じて設定を調整します。
●透析効率(Kt/V)、β2ミクログロブリン除去量
●除水量と体液バランス
●血圧の変動
●透析中の症状(吐き気・足のつり・倦怠感など)
●血液検査(貧血、栄養、炎症、骨代謝など)
これらを総合的に判断し、”あなたに最適な透析”を追求します。

透析医療は、医師だけでなく多職種の連携が不可欠です。
当院では、
●透析専門医
●透析看護に精通した看護師
●透析装置の管理に熟練した臨床工学技士
が密に連携し、患者様の状態を共有しながら治療を行っています。
小さな変化も見逃さず、安全で質の高い透析を提供します。
透析は医療だけでなく、生活全体のサポートが重要です。
当院では、
●食事・栄養指導
●便秘・下痢などの腸内環境改善
●かゆみ・不眠などの生活の質(QOL)改善
●貧血・骨代謝の治療
など、透析に伴うさまざまな問題に総合的に対応しています。